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オランダが消える?

とは言っても,低地だらけのオランダが水害で沈んでしまったとかいう話ではありません。オランダが国の方針として,「オランダ」という名称を利用しなくなるというニュースがあったのです。ニュースはGinazineで紹介されています。

じゃぁなんて名前になるの?

オランダは通称で,「The Netherlands」,「オランダ」,「Dutch」など複数存在していて,人々はシーンに応じて使い分けているのが現状です。それを「The Netherlands」に統一しようとしているようです。「ネーデルラント」がオランダ人のアイデンティティに一番沿った名前なのでしょうね。

日本人が,「Japan」じゃなくて「日本」だって感じるのと同じような感覚なのかもしれません。実際に,オランダ人に聞いたことがないのでわかりませんが。っていうか,オランダ人に知り合いいないし。

東京オリンピックでの名称は?

今年の夏に開催される東京オリンピックでは,オランダの国名は「ネーデルラント」になるそうです。今まで,「オランダ」で認識していたので,少し混乱するかもしれませんね。サッカーのワールドカップとかも次回以降はネーデルラントになるものと思われます。

日本への影響は?

オランダの正式呼称が変わっても,日本には大きな影響はないのかと思います。思いついたのは日本の和名である「和蘭陀」のこと。オランダのことを「蘭国」のように記述していて,友好条約なども「日蘭友好条約」って書くでしょうけど,これがどのようになるのか気になりました。余計なお世話でしょうけど。

学生は影響大きいのかなぁ。江戸時代に鎖国の政策が行われて,オランダと中国のみが出島で貿易を許可されたように教わりましたが,今後は,ネーデルラントと中国ってことになるのかなぁ。そして江戸時代の知識人が学んだのは「蘭学」じゃなくて何になるんだろう??若者と会話するときに,おじさんたちは昔の知識を使おうとすると,今はそんな風に言わないよって言われて,ジェネレーションギャップを感じるようになるのでしょうか?

最近の歴史関係の気の利いた本だと,オランダのことは「ネーデルラント」と表記します。って注釈を入れてから使い始めたりしてるので,だんだんと名称変更も馴染んでくるのかもしれません。

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