〜 卓越した品質へ 〜

20年前の大晦日から元旦にかけて,ITベンダーの人たちはほぼ全員出勤していたのではないでしょうか。私も,職場で新年のカウントダウンをやったことを覚えています。

なぜ大晦日から元旦にかけて出社しなくてはいけなかったからというと,2000年問題という当時の大問題が持ち上がっていたからです。20世紀のコンピュータは搭載しているメモリ量がショボかったので,日付をYYYYMMDDの8文字で保持せずに,年数の下二桁だけを保持するようにしていました。つまり,1998年なら”98″としていたわけです。1900年代はそれで何の問題も発生してませんでしたが,2000年になると下二桁が”00″となってしまい,1900年に逆戻りしてしまうという問題が発生することが判ったのです。

ITベンダは2000年問題を頑張って乗り切りました。1999年はその仕事がいっぱいあったのです。そして,年越しの時に,何かあったらすぐに対応するようにと,従業員はみんな職場で待機させられたというわけです。

そんなエンジニアの頑張りもあって,2000年の正月は大きな問題が発生することなくすぎることができました。

ところが20年後の2020年に2000年問題の亡霊ともいうべき,新たな問題が発覚してきました。Gigazineが紹介記事を出しています。

記事によると,2000年問題の安易な解決方法として,当時はWindowingという手法が取られたらしいのです。これは00から20までの数字は2000年代と規定するやり方で,問題の先送り策だったようです。これを使うと,2000年から2020年までは問題なく動作しますが,その後は1921年になってしまうことになります。当時は,自分が担当しているシステムが20年後まで使われることなんて全く思わなかったでしょうから,このような手法がとられたのだと思います。

ところが,20年間使われちゃったんですね。で,今になって問題が顕在化してきたというわけです。ニュースの記事ではSplunkの例だけが出ていて,他にはどんな影響があるのかは書かれていません。オンラインシステムなど,インフラシステムで影響がなければいいですね。

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