この手のニュースは定期的に出てきますね。Androidのファームウェアに,隠し機能が埋め込まれていて,ユーザの個人情報が勝手に中国のサーバに送られていたのだそうです。おいおい,またかよ!って感じです。ITMediaにニュースが紹介されています。
端末内の情報が送られていく先も,決まって中国のサーバだとされるニュースが多いです。「中国軍を駆逐せよ」で描かれているサイバー戦争の準備を,本気で中国共産党は行なっているのではないか?なんて思ってしまいます。端末のファームウェアといった下回りにスパイウェアを埋め込むなんて,この小説そっくりです。
逆に,Microsoft,Apple,Googleといったアメリカ企業もユーザ情報をせっせと自社サーバに持ち出していますので,お互い様なのかもしれません。でも,隠れてやっている方がタチが悪いかもしれません。
こうなってくると,一般ユーザでは全く太刀打ちできない状況になってます。ユーザ情報は米国や中国に送られているんだと覚悟の上でスマホなどのIT機器を使うしかありませんね。
このファームウェアを開発したのはShanghai Adups Technologyという会社のようです。この会社の言い訳がまた俊逸で,「問題の機能は中国市場に限って使う目的で開発されたもので、手違いで米国のスマートフォンに搭載されてしまったと説明しているという。中国政府の関与は否定している。」だそうです。
ここまですぐにわかる嘘をよく使えるなぁ。